恋人 - Lovers

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A lover without indiscretion is no lover all.

無分別なことをやらかさないような恋人は、決して、本当の恋人だとは言われない。

Thomas Hardy
トマス・ハーディ (1840-1928)
イギリスの詩人・小説家


A man reserves his true and deepest love not for the species of woman in whose company he finds himself electrified and enkindled, but for that one in whose company he may feel tenderly drowsy.

男性がいつまでも、心からの、もっとも深い愛情を抱き続けるのは、いっしょにいると、自分自身が感電したかのように、びっくりし、思わず、激しい感情が掻きたてられるような種類の女性ではなくて、いっしょにいると、ついつい、柔和なまどろみに誘われるような種類の女性である。

George Jean Nathan
ジョージ・ジーン・ネイサン (1882-1958)
アメリカの演劇批評家・編集者


An angry lover tells himself many lies.

怒れる恋人は、自分自身に、たくさんの嘘をつくものである。

Publilius Syrus
プブリリウス・シルス
前1世紀のローマの滑稽劇作家


Love built on beauty, soon as beauty, dies.

美貌ゆえの恋人なんていうのは、美貌と同様、きわめて移ろいやすいものである。

John Donne
ジョン・ダン (1573-1631)
イギリスの形而上派詩人


Lovers are commonly industrious to make themselves uneasy.

恋人たちは一般に、懸命になって、自分自身を不安にしようとするものである。

Cervantes
セルバンテス (1547-1616)
スペインの作家


O, my Luve's like a red red rose / That's newly sprung in June: / O my Luve's like the melodie / That's sweetly play'd in tune.

ああ、私の恋人は、六月に咲き出た紅い紅いばらのよう。ああ、私の恋人は、よく和した甘い音楽の調べのよう。

Burns
バーンズ 「私の恋人は紅い紅いばら」


The anger of lovers renews their love.

恋人達の怒り憤慨は、彼らの愛を、再び燃え上がらせる。

Terence
テレンティウス (190-159B.C.)
ローマの喜劇作家


The reason why lovers are never weary of one another is this: they are always talking of themselves.

恋人達がお互いに、決して倦くようなことがないのは、彼らはいつも、自分達のことを喋り合っているからである。

La Rochefoucauld
ラ・ロシュフーコー (1613-1680)
フランスのモラリスト


When a love relationship is at its height there is no room left for any interest in the environment; a pair of lovers are sufficient to themselves.

恋愛関係が最高頂にある時には、周囲のことなどに、関心を向ける余裕なんぞ、さらさらない。というのは、熱愛し合っている二人にとっては、お互いのことだけで、頭がいっぱいだからである。

Sigmund Freud
ジークムント・フロイト (1856-1939)
オーストリアの精神医学者


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