TOEICの勉強日誌を付ける
独学での自宅学習においては、「三日坊主」が最も怖い結果です。しかし、なぜ三日坊主になるのか、その要因を突きとめれば、長く継続して学習することができます。
そこで、多くの方に見られる三日坊主の要因を下にまとめてみました。
- ただ闇雲に勉強している
- 勉強時間がバラバラだ
- 目標が立てられていない
- 何を目的に勉強しているかが不明瞭だ
他にも要因はあると思いますが、主に上記の4つが考えられるでしょう。つまり、この4点させ克服すれば、三日坊主に陥る危険もグッと減らせるはずです。
まず「1」は、どんなレベルのスコアでも共通していえることですが、「参考書や問題集を広げ、ただ闇雲に勉強している」では、決して長く続かないでしょう。目的や目標のない行動を長く続けるのは難しいのです。
続いて、「2」の「勉強時間がバラバラ」ですが、これはある意味仕方のないことかもしれません。特に社会人の場合、残業もありますし、決まった時間に勉強するのは難しいでしょう。
その場合、「○○日に△△時間の勉強をした」という記録を付けるよう心がけて下さい。勉強のペースが一目瞭然であるため、「よし!今週は少し多めに勉強しよう!」などの計画が立てやすくなるからです。
「3」の「目標が立てられていない」ですが、これが最も重要でしょう。「どこを目指して勉強しているのか?」を理解することは、「達成度=充実感=満足度」につながります。
「700のスコアを目指して!」と、遠い目標を立てる必要はありません。「今日はパート5の10問を、10分以内で解答してみよう!」や、「リスニングのパート4の10問を、7問正解できるようにしよう!」など、ごく近い目標を立ててください。
「4」の「勉強をする目的」ですが、こちらも非常に重要です。たとえば、「英文法」の勉強をするとします。ではなぜ、英文法を勉強するのでしょうか? 多くの方は「スコアアップに必要だから」と答えますが、なぜスコアアップに英文法が必要なのでしょうか?
「パート5の解答時間を短縮するためです」とか、「パート7の翻訳作業をスムーズに行なうためです」のように、「今、なぜその勉強が必要なのか?」を理解しておきましょう。
スクールに通う場合は、講師が「何をすべきなのか?」と「なぜそれが必要なのか?」を指南してくれますが、自宅での勉強には指南役がいません。だからこそ、皆さんが皆さん自身を指南する必要があり、それができる人こそ、「長く継続して勉強できる人」なのです。