TOEIC600点を目指した勉強法 ~リスニング編~
TOEIC600の壁を打ち破る方法はいくつかありますが、リスニングの勉強法を工夫して、600クリアを目指す手法を紹介しましょう。
TOEIC600未満の方の場合、「パート2で苦戦している」という共通点があります。パート2は「1問1答形式」の問題で、アナウンスの「受け答え」として適切なものを3択で選ぶパターンとなっています(下記参照)。
Didn't you attend the meeting scheduled in this morning?
(A) No, he is out of his desk at the moment.
(B) I think the document is filed in the cabinet.
(C) Yes, I met some new clients there.
上記のような問題です。最初のアナウンスは問題用紙に記載されていませんが、選択肢は記載されています。つまり、自分の力で最初のアナウンスを聞きとり、それに応じた適切な受け答えを3択から選ぶのです。
このパート2に苦戦する場合は、次の勉強法を試してください。
まず、解答は後回しにして、問題のアナウンスが「疑問詞問題」なのか、あるいは「Yes/No問題」なのかに集中して聞くのです。
上記の例題は「Yes/No問題」であり、選択肢の最初が「Yes」や「No」で始まる場合は、正解として有力候補になります。一方、(B)のように「Yes/No」とは関係のない選択肢は除外しておくのです。
そして、この作業に慣れてきたら、そこで本格的に解答するようにしておきましょう。つまり、「疑問詞問題」なのか、あるいは「Yes/No問題」なのかを見分けることは、パート2で高い正解率を出すための「下準備」といえます。
こうすることで、比較的短い期間でパート2の苦手意識を克服することができるでしょう。