TOEIC600点を目指した勉強法 ~リーディング編~

「TOEIC600の壁が越えられません…」という方が実に多いです。皆さんの周りにもいらっしゃると思いますし、皆さん自身がここで立ち止まっているのかもしれません。

では、「600の壁」を打ち破る方法とは何でしょうか? 最も有効な勉強法が2つありますが、まずはリーディングに絞って考えていきましょう。

600の壁を打ち破る有効な方法、それが「覚えた単語の使い方」です。単語は、覚えるだけでは意味がありません。覚えた単語の「使い方」を習得してこそ、勉強した価値があるのです。

いわば、「単語を覚えること」を「知識を得る」とすれば、「覚えた単語を使う」は、「得た知識をスキルとして活用する」ということになるでしょう。

では、どうすれば覚えた単語を「スキル化」できると思いますか? 色々な方法がありますが、最も簡単なのは「品詞を覚えること」にあります。

たとえば、単語の後ろに「-ly」が付いている場合は「ほぼ100%副詞」であることをご存知でしょうか? さらに、「-able」は100%形容詞、「-ability」は100%名詞になるのです。

さらには、受動態(受身形)は「Be動詞+一般動詞」で構成されていますが、この2つの動詞の間に1つしか単語が入らない場合、それは「100%副詞」であることをご存知でしょうか?

もちろん、形容詞は名詞を修飾し、副詞は形容詞と動詞を修飾するという、基本的な品詞の知識も学んでおきましょう。

このように、「単語+品詞」の知識を手に入れると、「読解力」が大幅に上がります。たとえば、「surprising news」とあった場合、「surprising」が形容詞であるため、「驚くべきニュース」と訳しやすくなるのです。

最初は頭の中で考えながらの作業になりますが、慣れてくると、自然と品詞のルールに沿った訳ができるようになります。

読解力が付くと、「訳が自然と頭の中に入ってくる」というメリットがあるだけでなく、翻訳に必要な時間を大幅に短縮できるのです。したがって、TOEIC後半にありがちな「時間不足」の解消にもつながるといえるでしょう。

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